群馬で冬キャンプを楽しむためのポイント|上毛高原の寒さ対策


群馬で冬キャンプを楽しみたいという声は年々増えています。澄んだ空気や静けさ、焚き火の暖かさなど、
冬ならではの魅力があるため、寒さをしっかり対策すれば快適に過ごせる季節です。
私たち上毛高原キャンプグランドにも、「群馬で冬キャンプをしてみたい」というお問い合わせを多くいただきます。
当キャンプ場は安全面とメンテナンスの関係で、毎年 12 月中頃から冬季休業に入りますが、
休業期間に入る前のこの時期は実は上毛高原キャンプグランドで一番おすすめのシーズンだったりもするんですよ。
ということで今回は“群馬のキャンプ場で冬の手前の時期をどう楽しむか”についてお伝えします。

冬前シーズンの特徴|空気が澄むからこそ楽しめる景色
上毛高原周辺は標高約 700m のため、11 月〜12 月初旬は空気が一段と澄み、景色がとても綺麗に見える時期です。
日中は日差しがあれば過ごしやすい気温ですが、朝晩は一気に冷え込みます。冬キャンプの良さを体験しやすい
“入口の季節”と言えるため、これから冬キャンプデビューしたい方に人気があります。星空もダントツによく見えるようになるため、星空観察を目的にキャンプを始めたという人がいるほどです。

群馬のキャンプ場の冬はどう寒い?
群馬の山間部は放射冷却が強く、日中との気温差が大きいのが特徴です。上毛高原キャンプグランドでも 11 月後半に
なると夜間は 0 度前後まで下がる日があります。「昼間は暖かかったのに、夜に急に冷えた」という声も多いため、
群馬で 12 月ころキャンプをする際は、しっかり防寒対策をする必要があります。また地面からの冷えが強いため、
寒さは上半身より足元・腰まわりから感じます。そのためしっかりしたマットやインナーシェラフなどの準備が
快適さを大きく左右します。

冬キャンプの防寒対策①|寝具は「底冷え対策」を最優先に
冬前の上毛高原で快適に過ごすために、まず気をつけたいのは“寝床の寒さ対策”です。地面からの冷気が強いため、
冬用マットやコット、銀マットなどの重ね使いが有効です。また、シュラフは最低使用温度が−5℃〜−10℃程度のものを
目安にすると安心です。電源サイトをご利用いただければ電気毛布や布やホットカーペットも使えるため、
寒さに不安のある方は電源利用をおすすめします。

冬キャンプの防寒対策②|服装は重ね着+体温の逃げやすい部分を重点的に
冬キャンプでは、もちろん服装の工夫が大きく快適さも重要です。重ね着は薄手のインナーを数枚重ねる方法が最も
効果的で、暖かさも調整しやすくおすすめ。首、手首、足首の“三首”は特に冷えやすいため、ネックウォーマー、
手袋、厚手の靴下は必須です。ニット帽など頭部の保温も重要で、体感温度が大きく変わります。焚き火中は暖かくても、寝る前に冷え込むことが多いため、寝る直前に一枚着込むのもおすすめです。またヒートテックなどで大丈夫ですかと
聞かれることもありますが、ヒートテックだと寝る時や焚火を眺めているときなど、身体を動かしていないときは温かさを発揮できません。できればウールなど素材を意識してみることをお勧めします。

冬キャンプの防寒対策③|テント内を暖かく保つ工夫
テント内は外気温に影響されやすいため、インナーテントやスカート付きテントがあると暖かさが増します。
また、湿気がたまると余計に寒さを感じるため、結露対策としてこまめな換気も大切です。電源サイトであれば、
小型ファンヒーターやセラミックヒーターの使用も可能ですが、火器類は必ず就寝時に消火し、安全な使い方を
徹底してください。焚き火の楽しさが冬前キャンプの魅力を引き上げる冬になると、焚き火の暖かさがより一層ありがたく感じられます。パチパチと燃える火の音を聞きながら、温かい飲み物を楽しむ時間は、冬のキャンプならではの贅沢です。上毛高原キャンプグランドでも、寒さ対策をしながら安全に焚き火と星空を楽しんでいただけると嬉しいです。

上毛高原キャンプグランドは 12 月中頃から冬季休業に入ります
当キャンプ場は積雪や路面凍結などの安全面を考慮し、毎年 12 月中頃から冬季休業に入ります。
(実は休業期間といっても設備のメンテナンスなどお仕事はいっぱい。)
そのため、いわゆる“真冬キャンプ”や“雪中キャンプ”はできませんが、冬の入口ともいえる 11 月〜12 月前半は、
星空の美しさや澄んだ空気など、冬の良さを楽しめる貴重な期間です。

冬キャンプの魅力と安全のバランスを大切に
冬前のキャンプは魅力がたくさんありますが、安全に楽しむためには寒さ対策が欠かせません。私たち
上毛高原キャンプグランドとしても、ご来場いただく皆さまが快適に、そして安心して過ごせるよう準備と
整備を続けています。群馬の自然がつくる冬前の清々しさを楽しみに、ぜひ遊びにお越しください。

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